Levskiの枝線 BDZ Class 55【ブルガリア鉄道】

 

ブルガリアにはいくつも盲腸線がある。

その中で今回はブルガリア北部の街、Lveskiから南北へ延びる2つの路線を撮影しに行った。

 

日本で言えば氷見線と城端線みたいなものである。

この日(25.11.2021)はソフィアでは曇りだが、予報によるとブルガリアの真ん中より東は晴れていたので朝の急行列車で移動。半信半疑だったが、車窓から徐々に雲が取れ希望の光が見えだした。(神に感謝ァ(ラップ))

 

撮り鉄

 

Svishtov線

 

まず北に伸びる路線だ。

 

予定通りだいたい目星をつけていたところで撮影できた。

BDZ Class 55 、ルーマニアのFAUR製。この55 198 の個体は、1979年製

List of BDŽ locomotives – Wikipedia

 

 

午後なら線路の反対側から撮れる。のですが、、

※残念ポイント

おそらく運用の都合上(時刻表で後述)Desiroシリーズと、渋い客レの2種類が来る。交互に運行しているようだ。よって一番とりたいエロ光の16時ごろの便はDesiroが来てしまう。

かなしい。

 

 

Troyan線

 

次に南に伸びる路線

 

(時系列が逆になるがさっきの写真の前に撮った。)到着した急行列車の接続の便なので、降りたらすぐ歩く必要があった。しかし駅でちょっとバーブチカとお話ししていたらダッシュする羽目になった。まあ撮れたのでヨシ。

この55 196 の個体も1979年製。

白い煙が出ているのは蒸気暖房で、欧州ではほぼ絶滅危惧種だそう。(最後に後述)

 

https://trainpix.org/photo/314374/

ロシアの鉄ヲタ投稿サイト、トレインピクスに投稿したので見てください!

 

 

おまけ

 

駅にて。

 

夕方の駅にて。26.11は概ね曇りだったが、ひととき日が差した。

 

そういえば

この路線の運転士は結構な確率で機嫌が悪い人が多く(というかこんな所まできてクソデカ一眼でバシバシ撮る人が少ないと思われる)、撮るなと言ってくる人が想定より多い。しゃあなし(最低)

例の世界的有名ナローみたいに観光化されれば写真慣れするだろうけど、観光化されてないというのもそれはそれでエモさはあるから多少は仕方なし。

 

 

 

乗り鉄

 

 

Svishtov線

 

Levskiの地図を見るとわかるが(北東部分)、いきなり大きく迂回して台地の上に登っていくのがエモい。列車に乗るとピカピカではない窓から、左手に耕地と街が見える。

終点までの所要時間は1時間弱。

終点のSvishtovから徒歩3分には個室で安くbookingで予約できる宿があるので便利。

 

客車はこんな感じで片側に椅子があるタイプでエモい。何兆時間乗っても飽きない。

寝る鉄に最適。

 

 

Troyan線

 

終点Troyan駅。

Levskiから所要時間2時間。行きはほとんど寝る鉄して一瞬で着いた。客車はShevitov線と同じく内装は片側に椅子が固まっているもの。

 

終点のTroyanはCentral Balkan National Parkふもとの観光地で、街の中央広場にはレンタサイクルがあったが、11月末の寒い時期であんまり観光客っぽい人は見かけなかった。Central Balkan National Parkはブルガリアのど真ん中に東西に横たわる山のところだ。この国立公園はgoogleの評価が4.9なので純粋に観光地としてのポテンシャルが高い。

https://visitcentralbalkan.net/-2.html

 

折り返しに1時間あまりあったのでTroyanの美術館に行ってみたが、green cirtificateが必要とのことで入れなかった。ブルガリア入国してから始めてだ。

 

 

Troyanはブルガリア国鉄では珍しく主要駅?なのに駅員がおらず、切符を車内で購入した。

ブルガリアの車内補充。

 

 

時刻表

 

Troyan線は1日4往復

Svishtov線は1日6往復

Troyan線→Svishtovが直通している列車もある。細かい事は説明するのがめんどいので写真から解読してください。(最低)

 

Svishtov線
Svishtov線
Troyan線

 

Svishtov線の残念でんしゃについて。

Lvetski 6:30発、13:45発

Svishtov 7:55発、15:15発

これら2往復はDesiroシリーズだった。(運用はいつ変わるか分からない)

 

 

蒸気暖房について

 

この凄い鉄ヲタの方によると、ヨーロッパで唯一の蒸気暖房だそう。

(私の意見だと、ブルガリアのナロー、Septemvri -dobrinishte線にも蒸気暖房は使われているので唯一ではないと思われる)

ブルガリア唯一のナローゲージ鉄道 Septemvri – doblinishte

 

いかがでしたでしょうか! (唐突) (おわり)

 

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